NOVA元社長の猿橋被告、弁護側が無罪主張 初公判

経営破綻(はたん)した英会話学校「NOVA」(大阪市)の社員らの積立金3億2千万円を不正に流用したとして、業務上横領の罪に問われた元社長、猿橋望被告(57)の初公判が1日、大阪地裁であっ…

 経営破綻(はたん)した英会話学校「NOVA」(大阪市)の社員らの積立金3億2千万円を不正に流用したとして、業務上横領の罪に問われた元社長、猿橋望被告(57)の初公判が1日、大阪地裁であった。猿橋元社長は罪状認否で、積立金を引き出した事実は「間違いありません」と認めたが、解約した受講生への返還金支払いにあてたことについて、弁護人は「会社の倒産を防ぐという正当な目的があった」と無罪を主張した。

 猿橋元社長は07年7月、自らが会長を務めていた社員らの互助組織「社友会」の銀行口座にあった3億2千万円を、元社長が実質支配していた関連会社「ノヴァ企画」の口座に無断で移して横領したとして起訴されている。

 NOVAは、最盛期には全国約1千カ所で店舗を運営していた。700億円以上の負債を抱え、現在も破産手続きが続いている。

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